その自己啓発の活動は、本当に必要なんですか?

アタマのなか

はたして、仕事に追われて人らしい生活を過ごせているのだろうか。
数年前、仕事がベースの生活をしていた時に、ふとそう感じることがあった。

仕事は嫌いじゃないので、仕事に対しては大きなストレスではなかったのかもしれない。
ただ、家族との時間はとても有意義。
妻と娘たちと過ごす時間。
今だけの貴重な時間。
自分が仕事をするのは勝手。
だけど、時間は有限。
妻と娘たちとの「今だけ」の時間は戻ってこない。
さらに言えば、後でやるということはできない。

そんな忙しい中でも、「成長、成長」と言いながら、
友人が自己啓発のセミナーに誘ってきて何度か参加した。
参加してみて感じるのは、それを行うことで成功するとは限らないということだ。
その方法が自分にあっているのかどうかを見極めつつ、自分のものにする必要がある。
受け身ではなく、「自分のものにしよう」と攻めの姿勢で学ぶという違いもあるだろう。
だから、手当たり次第に参加している人を見ると違和感を覚えるし、それは正直意味がないと感じた。

私は何のために時間を使っているのだろうか。と…

きっと家族や大切な人をないがしろに仕事ばかりしていると、自分自身の精神にも異常をきたす可能性がある。
ふと気づいた時には支えがなくなり「うつ」という症状になったりするのではないだろうか。

「何のために働いているのだろう」
そう問いかけながら、今の仕事を見つめ直してみてもよいのではないだろうか。

私の周囲でも50代で新たなスタートを切って人生を満喫している人もいる。
成功とは周りが決めるものではなく、自分自身が死ぬときに「いい人生だった」と思えるかどうかだと思う。
頑張ることも大事。
だけど、情報過多で情報の流れも速い昨今、情報を入れない、頑張りすぎない、ということも大切な時代ではないだろうか。
頑張らないといけないときもある。
だけど、無理をして、すべてを失う前に気づいてほしい。
頑張らないことを頑張って意識してみることも大切かもしれない。

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