自分に余裕がないときは、娘たち(7歳、4歳)にイライラしてしまうこともあり、そもそも「なぜ怒ってしまうのだろうか」という事について考えてたところふと書店で出会った『怒らない技術』という本に誘われるがまま購入して読んでみた。
読んでみて、先に結論から言うと…
2日ほど怒らずにいられました(笑)
書籍の内容としては、どちらかといえば仕事の面であれば、怒ることのデメリットを改めて理解して怒りを制御することのきっかけになると思いました。でも、たまに行う『子育ての手伝い』程度だとよいかもしれませんが、毎日関わる子育てにはちょっと当てはまらないかなという印象も受けました。著者の家庭の事情では、それで子育てをやっているという認識なのかぁという印象が強く残り、家庭での事例は、あまり参考にならないという感覚でした。
なぜ、あまり参考にならないと感じたのか
きっと「毎日」というのがポイントで、週に2,3回とか夜の一時的な対応であれば、あまり大変という感覚はないし何かあっても多少は我慢もできる。以前は、私も同じで、たまに早く帰ってきた日や土日程度の家事・育児をして、できたつもりになって、妻が怒っている姿を見て「なんで、そんなことで怒るのかな」と思っていた時期がありました。
下の子どもが生まれてからは、基本的に早く帰り、毎日子どもと関わる時間も多くなったことで、「服を着る」「お風呂に入る」「ご飯を食べる」など、大人としては、”当たり前”のことをするまでにとても時間を費やす。
毎日それが続くとさすがに余裕がないときもあり、怒ってしまうこともあるので、怒りを制御する方法を分かっていても心の余白が埋まっていたら、冷静な判断はできないので制御するのは難しいなと感じました。
書籍を参考に自分なりの怒りの鎮め方を考える
私自身が怒りについて制御できていないので、結論に至ら居ないので「で?何?」ってなりそうですが、怒りは「怒った」という事を後からでも客観視することで、次に怒るときに多少制御できると思います。
子どもは、まだまだ知らないことが多くて、目の前のことに集中してしまい、1つの事に時間が多くかかってしまうこともあります。楽しい事をしたいし、おいしいものを食べたいという欲求がベースで動いているので、大人とかみ合わないのは当たり前ですよね・・・
とはいえ、大人も同じ人間
その時の欲求や心理状態で子どもだからしょうがないと分かっていてもイライラが先行することもあります。そんな時、変に怒りを抑えよう、抑えようとしたら、爆発したときが恐いので、少しづつ発散させながら、うまく付き合っていく方法を考えたほうがよいのかなと考えたりしています。
「怒る」という行為も時には必要かもしれない
「怒る」という行為は、時には必要かもしれないと思うこともあります。
「怒ってばかり」はよくないし、怒り方にも良い方法と悪い方法があり、それは、子どもに対してだけではなく仕事においても同じだと思います。もし、感情的に怒ったとしても怒りっぱなしにせずに「なぜ、怒ったのか」を説明することも必要な気がします。
子どもの1年間を振り返れば、できることも増えていて、すごいなと思うこともたくさんあります。夫婦で子どもの話をして、できるようになったことを振りかえってみれば、その後の2,3日くらいは、怒らないで過ごせるかもしれませんよ(笑)
次につなげるために
怒ってしまったことは、過ぎたこと。ただ怒りっぱなしにせずに常になぜ怒ったのかを相手にも伝えつつも自分自身でも「怒る必要があったのか?」をしっかりと考え、怒らないでも良かったことは怒らないように次につながると良いですよね。
書籍としては、1日であっという間に読破したので、仕事の場面では参考になるなと思う部分もあり、とても面白かったです。
子育てにも考えるきっかけとして参考になるところもあるので、一読するにはおススメです。
新書で「怒らない技術2」「マンガでよくわかる怒らない技術」もあるので、活字が苦手な方はマンガで読んでみるとよいかもしれませんね。
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